文京区小石川、春日駅・後楽園近くの形成外科・皮膚科。女性医師が、こどもから大人まで、皮膚のトラブルに幅広く対応いたします。

ニキビ(尋常性ざ瘡)

毛穴が角質成分でふさがれた状態が、いわゆる「黒ニキビ」「白ニキビ」です。ここに、皮脂分泌の増加や細菌感染などが加わると、毛包が膨らみ、炎症を起こして「赤ニキビ」となります。

「赤ニキビ」になると、炎症は毛包周囲に及び、ひどい場合には炎症が治まってからも瘢痕(きずあと)として皮膚が硬くなったりくぼんだりする「ニキビ痕」の状態となってしまいます。

痕を治すのは非常に大変なので、まずはニキビの発生を抑え、生じてしまった炎症は早く終息させることがニキビ治療の根本となります。

保険診療

治療を受けていないニキビの多くは、保険診療で改善します。基本治療は下記の3つです。

1. 面ぽう治療薬(塗り薬)
2. 抗生剤(塗り薬)
3. 抗生剤(飲み薬)…膿んだり腫れたりしたニキビが多い場合

近年は、ニキビの原因となる面ぽう(コメド)の除去に効果的な、面ぽう治療薬の外用がニキビ治療の中心となっています。思春期に多い、面ぽうの目立つニキビには特に有効です。

面ぽう治療薬
また、患者さんの状態やご希望に応じて、漢方薬の処方もいたします。体質に合えば、非常に有効な治療のひとつです。

自費診療の治療

ケミカルピーリング

ピーリング剤を塗布することで、古い角質層を薄くはがし、肌のターンオーバーを促進する治療です。皮脂の分泌を抑制し、毛穴に詰まった角質を除去するため、ニキビの治療に効果的です。また、ニキビ痕の色素沈着を改善する効果もあります。面ぽう治療薬を使用することが難しい、デリケートな肌質の方でも受けていただけることが多いのも長所のひとつです。

ビタミンCイオン導入

ビタミンCには酸化作用、抗炎症作用があり、ニキビの炎症を抑え、悪化を予防する効果が期待できます。また、コラーゲン産生を助ける作用があるので、にきび痕の予防にも役立ちます。美白作用もあるので、色素沈着予防・治療にも有効です。

イオン導入は、このような効果のあるビタミンCを、イオンの力で皮膚のより深い層まで浸透させる方法です。ケミカルピーリング後にイオン導入を行うと、より効率よく有効成分が肌に浸透するため、両者を組み合わせるのもおすすめです。

日常生活の注意点

睡眠

肌のゴールデンタイムといわれる午後10時~午前2時にかけて、毎日6時間以上眠るのが理想的ではありますが、現代社会でこれを厳密に守るのはなかなか至難の業(わざ)。まずは、「日付が変わる前に布団に入る」くらいを目標にしましょう。そして、ぐっすり眠るため下記の方法を取り入れてみてください。

  • 寝る前にはパソコンやテレビなどの強い光の刺激を避ける
  • ぬるめのお風呂で体を温める
  • ストレッチなどの軽い運動をする etc

これらを実行して、良質な睡眠を取りましょう。

食生活

美肌にとって何よりも大切なのは、健康な排泄です。食事の話のはずなのに、トイレ関係の話をするなんて…と不快に思われた方、申し訳ありません。でも、実は排泄の状態こそ、あなたの美容と健康の重要なバロメーターなのです。

ニキビにお悩みのあなた、おなかの調子はいかがですか?便秘はもちろん、下痢もNG。毎日きちんと出ています!と胸を張る方でも、トイレの後の臭いがかなり…という場合には、問題アリの可能性も。

自然で健康な排泄には、食生活が何より大事。十分な水分、バランスのとれた食事、発酵食品・生野菜の摂取、豊富な食物繊維、これらすべてがあなたの美肌のもとになります。また、日本人の食事は糖質に偏り、たんぱく質が不足しがちといわれています。体の材料となる良質なたんぱく質を意識して摂ることをおすすめします。

食品で十分に栄養を摂るのが難しい場合は、医療用サプリメントを紹介することもできます。お気軽にご相談ください。

ストレス

ストレスを受けると男性ホルモンの分泌が高まり、皮脂が過剰に分泌されます。ストレスの全くない生活、というのはちょっと現実離れしていますが、気分転換やリラックス時間を、忙しい日常にも上手に織り込んで、適度にストレス解消ができればいいですね。

女性の場合、ホルモンバランスが大きく変わる生理前の1週間は黄体期と呼ばれ、肌の状態が不安定になりやすい時期です。睡眠不足、栄養の偏り、ストレスなど、ニキビを悪化させる要因を避け、この時期をうまく乗り切ることもキーポイントの一つです。

ニキビ治療について

院長ブログ こちらの記事もご参照ください。
https://ameblo.jp/momo-clinic/theme-10094908619.html

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