文京区小石川、春日駅・後楽園近くの形成外科・皮膚科。女性医師が、こどもから大人まで、皮膚のトラブルに幅広く対応いたします。

やけど

料理をしていて油がはねた、カップラーメンをひっくり返した、ヘアアイロンが腕にくっついた・・・やけどは、極めて身近なけがのひとつです。

最近は、メディアや学校教育その他各種情報の恩恵か、「やけどをしたら冷やす」という知識がしっかり広まっているようで、多くのやけど患者さんは、受傷直後に流水で患部を冷やしてから受診したり、保冷剤で冷やしながら病院に来てくださったりします。

どれくらい冷やせばいいかの基準として、確たるものはないのですが、私は患者さんから尋ねられると「冷やして痛みが楽になるなら、冷やしてください。」とお答えしています。冬場など、指先がジンジンしてしまうような冷水を当て、かえって痛くてつらいような冷やし方は、過剰なのではないかと思います。保冷剤をハンカチなどでくるみ痛い部分に当てたり、冷たい水でしぼった濡れタオルで冷やしたりする程度でも、十分でしょう。

かなりひどいやけどをしてしまった自覚のあるときや、自宅での処置に不安のあるときには、やはり病院を受診することをお勧めします。すぐに受診できないときには、応急処置として、手持ちの軟膏(とにかく傷に塗っても痛くないもの、しみないもの。無ければ近所の薬局で売っている白色ワセリンでOK)を患部に塗り、食品用のラップを上から貼ってみましょう。これである程度痛みは和らぐはずです。それでも痛いときには、この上から保冷剤などで冷やします。

首尾よく病院に行けた場合も「しみる消毒をバシャバシャ。ガーゼが傷にくっついて剥がすたびに流血」というような、古典的で苦痛の大きい処置を繰り返すようなら、通院先を変えたほうが良いかもしれません。やけどの治療には、湿潤治療(うるおい治療)がお勧めです。格段に痛みの少ない治療です。

以前ならば植皮などが必要と思われたような深いやけどでも、手術を行わずに治せる場合が非常に増えました。

当院では、各種創傷被覆材をご用意し、患者さんの状態に合わせたベストな処置を選択いたします。

やけどをしてしまったら...

  1. まず冷やす。
    冷たすぎるなら無理せず、ハンカチでくるんだ保冷剤、冷たい水でしぼった濡れタオルでも十分。
  2. 患部に白色ワセリン。
    または手持ちの軟膏(傷にしみない・痛くないもの)を塗る。
  3. 食品用ラップを貼る。
  4. それでも痛ければラップの上から保冷剤などで冷やす。
  5. 必要に応じて病院を受診する。