穴を開けるためのファーストピアスを抜いた後、最初に使うアクセサリーピアスを『セカンドピアス』と呼びます。
このセカンドピアスをどう選ぶか、実はとてもダイジです。
セカンドピアスに適した形とは
出来立てほやほやのピアス孔、まだ体にとっては「傷」と認定されています。
傷は治すべし!ふさぐべし!!とがんばるのが、我々生命体の基本性能。ピアス孔に何も入れずに放置していると、あっという間に孔は狭くなります。
まず、ピアスの軸の太さは、細いものよりも、太いほうが安心。
ファーストピアスの軸は非常に太いので、直後から使っていれば、セカンドピアスの軸が多少太くても、入らない、ということは、まずないはずです。
そして、ピアスの軸はまっすぐで、先端も丁寧に丸く整えられているものがよいでしょう。ピアスの通り道に傷をつけにくく、初心者向けです。
ゆらゆら揺れるフック型のピアスは可愛いけれど、フックの針金は細いことがほとんどですし、穴を通すときにかなり複雑な動きをするので、ピアス穴の通り道を傷つけるリスクは高めです。
また、耳たぶの前面に出ている、ヘッドのカタチも実は大事なポイント。
ヘッドは小ぶりで、あまり凹凸がない形状のほうが安全です。
ヘッドが大きかったり、装飾が多買ったりすると、誤って衣類に引っ掛かるリスクが高くなります。
かと言ってヘッドが2㎜以内のあまりに小さいものだと『耳たぶにヘッドがもぐってしまう』などというホラーな事態になることもたまにあります(本当です)。
小さいといっても3㎜くらいのサイズはあった方が良いでしょう。
加えて、ピアス自体の『重さ』は軽いものがおススメです。
重いピアスは、孔にかかる負荷も大きくなります。人は一日の大半を立位で過ごしているので、重力で引っ張られる下方向にピアスの重みもかかります。
繰り返しになりますが、開けて間もないピアス穴の内壁は、まだ弱弱しい、重みのかかる方向に簡単に傷がつきます。
それでもよほどのことが無い限り、治す力のあるのが我々の体。しかしながら、毎回毎回同じ方向に傷ついていると、元通りに治る余裕が無くなります。ピアス孔は少しずつ、引っ張られている方向に伸びていき・・・・・縦長の穴に変わってきてしまいます。
このなけなしの下の部分が切れると『耳垂裂』(裂けた耳たぶ)という状態になり、手術しない限り元の丸い形には戻りません。
そういう訳で、セカンドピアスとしておすすめの形は、次の3つをクリアしているもの。
- 軸がまっすぐで太い
- ヘッドが小さめで丸みがある
- 重すぎない
もちろん、ピアス穴が安定してからも、こういうタイプのピアスであれば、穴への負担が少なく、より安心なピアス生活を送れることに変わりはありません。既に、ピアスライフを楽しんでいるかたも、ひとつは持っておいて損はないと思います。
さて、セカンドピアス選びは形もダイジですが、もう一つ、忘れてはいけないポイントがあります。
それは、『素材』。