シミの治療を希望して、美容相談を受けるかたの口からしばしば聞かれるこの嘆き節。

「こんな大きくて濃くて目立つシミだと、治療が難しいですよね….(´・ω・`)」

いや、実はそうでもないんです。

「くっきりはっきりがっつり」なシミには、小手先無用

成人後に出現し、年齢を重ねるにつれて徐々に濃く目立ってきたシミ、しかも、境界がくっきりはっきりしているものの多くは医学用語で「日光性色素斑」。別名「老人性色素斑」(←イヤな名前….)。

表面の角質層も分厚くなっていることが多く、市販の「シミに効くサプリ」やら「シミ取りクリーム」やらは十中八九

無駄無駄無駄無駄アアアアアアアッ!!!!!

と言っても過言ではありません。

でも、手段を選べば、実は、とっても治療しやすいシミでもあるのです。

それを知っている私は、時おり街中で立派なシミをお持ちのお顔に出会うと、思わず自分の名刺を渡して「素敵なマダム、私のクリニックでそのシミを治療なさいませんか?」とお誘いしたくなります。怪しすぎるから我慢するけどね。

「くっきりはっきりがっつり」なシミは、Qスイッチルビーレーザーで叩く

てしまクリニックが所有するレーザーは、ぶっちゃけものすごく性能が基本的な2台。

そのうち1台が、Qスイッチルビーレーザー。メラニン系の皮膚病変(茶色~黒色系の色素斑)の治療に力を発揮してくれる器械です。レーザー界での歴史は古く、あまたの美容医療機器が出ては消えていく業界に於いて、年世にわたり変わることなくその能力が評価され続けているのはむしろ希少と言えるかもしれません。

Qスイッチルビーレーザ―でしみの治療をすると、かさぶたができて、1週間ほどで剥がれます。

ただ、照射時にそれなりに強い熱反応が生じる影響で、ヤケド跡と同じような色素沈着が数週間で現れることが多いのが難点。しかも、その色素沈着がどれくらい出て、どれくらいで消えるのかは個人差が非常に大きいのです。

もとが薄いシミだと、むしろ、このレーザー後の色素沈着のほうが気になってしまう場合も、ないとは言えません。患者さんの心理としては当然のことでしょうし、治療する側もちゃんと消えてくれるかかなりドキドキします。

ですが、元のシミが、かなり、相当、ごっつく目立っているような場合だと、色素沈着が出ても「治療前よりはマシだよね」とゆったり構えていられる人のほうが多い。治療する側としては気が楽です。

そして実際、最終的な治療効果も非常に高いことが多い。

それでは、実際の治療例をご覧ください。

70代女性 顔のシミの治療経過

左頬の大きく濃いシミをQスイッチルビーレーザーで治療しました。

【治療前】

【レーザー後10日目】
赤みが痛々しいですね

【レーザー後3ヶ月】
色素沈着が、それなりに出ていますが、
ここは我慢のしどころ!あわてず待ちます。

【レーザー後1年】
大変綺麗になりました。この時点で、患者さんには、大変喜んでいただけました。

さらに

【治療後2年半】
再発している様子は全くありません。

ドーン!なシミは、バーン!!と叩く

色が濃くお化粧でも隠れにくい目立つシミ、かつ、ベースにくすみ(肝斑)の少ないお肌に、Qスイッチルビーレーザーは最強です。それも、色素沈着の可能性は十二分に理解した上で、ある程度強い出力でレーザーを当てるのが再発予防のコツでもあります。

かさぶたはできるし、保護シールは貼らなきゃならないし、レーザー治療はお金もかかる。それは事実。この患者さんが、上の写真で当てたレーザー、実に101発。トータルでかかった金額は約10万円。決して安い買い物ではありません。

しかし、ろくすっぽ効かないサプリやシミ取りクリームなんぞ使い続けるよりは絶対おススメできる治療です。

「ドーン!」と豪快なシミにお悩みの方は、「バーン!!」とQスイッチレーザーでガッツリ治してくれるクリニックを探して、相談してみてはいかがでしょう。