いよいよ冬も本番突入一歩前。襟ぐりの広く開いた服よりは、首もほっこり暖めてくれるタートルネックが嬉しい日が増えてくるころですね。

そしてこの季節、実は首のいぼ治療のベストシーズンでもあるのです。

首のいぼ、気になるのは夏。治療するなら冬。

個人差は大きいものの、年齢とともに、首周りに増えてくるいぼ。その存在が気になるのはやっぱり露出の多い夏。

でも、いぼを治療するとしばらくの間、治療したところは赤かったり黒かったり茶色かったりで、若干「それ大丈夫!?」と、ややひとさまの心配を催す見た目になります。

見た目が気になるから治療したのに跡が目立ってしまうのはなかなか悲しい・・・・。

でも、寒くなった今ならば、首の隠れる服を着ていても不自然さナッシング!!

そして次の春夏シーズンがめぐってくるころには、ツルッとした首で襟ぐりのパッと開いたファッションを楽しんでいただけます。

首のいぼ治療は、別に女性だけのものではありません。

こちらの患者さんは50代男性です。

「かっこ悪くてポロシャツが着られない。」
という理由で首のいぼのレーザー治療を希望されました。

まずは、より目立っていた首の左側面のいぼから治療を開始。炭酸ガスレーザーで一つ一つ焼いていく治療です。

かなり、日焼けしやすいお肌のようだったので、レーザーで焼いてしばらくは「色素沈着」というシミのような状態になるだろうな、という見立てもあり、案の定治療後1か月の時点では、この状態


いぼは無くなったけれど、しみのようになっていました。

元の、いぼと比べれば目立たないかもしれないけれど、気になるといえば気になる。最初は続けて右側も、と考えていた患者さんですが、ちょっと経過を見てからにしたい、と方針変更されました。

それから1年後。跡が綺麗になったので、やっぱり右側も治療を希望します、と再度受診。


少し色は抜けているものの色素沈着は綺麗になりました。
患者さんも安心して反対側の治療を受ける気持ちになられたそうです。

首の左側も、同じく炭酸ガスレーザーで治療しました。
コチラ治療前


で、治療後半年

治療後は「今年の夏は、気兼ねなくポロシャツを着られました!」と喜んでいただけて、私もうれしかったです。

うちのクリニックでは、首のいぼとは別の案件で通院中に、そういえばこちらも、という感じで相談を受けるパターンが、かなり多いです。

こう言ったら語弊がありますが、特段美容に意識高い系でない男性にとって、美容専門のクリニックの門をたたくのはかなりハードルの高い行為なのではないでしょうか。

その点、うちのような一般保険診療がメインで、美容もやってるよ、というクリニックだと、老若男女を問わず「ついで」に相談しやすいのかもしれません。

とは言え、いぼのタイプによって、保険の治療で十分なものもあれば、自費のレーザー治療のほうが適しているものもあります。

診察前から自分で「レーザーやってください!」と決めてしまわず、そのあたりの判断は、プロである医師に任せてください。

首のいぼが気になっているあなた。

夏になってからため息をつくよりは、今このシーズンにちょっと勇気をだして

まずは相談だけでもしてみたらいかがでしょう?