最近、自転車を買い換えました。古い自転車は、10年ほど前次男坊が生まれて半年ほどしたところで購入したもの。思い出の多い愛車を手放すのは、それなりに感慨深いものがありました。
↑手放した愛車
そして、思い出すのはあの日のこと。そう、大人なのに、ガッツリな擦り傷をやらかしたあの日。
子乗せ電動アシスト自転車でこけた朝
それは、2010年10月29日のことでした。
当時はまだクリニックを開業しておらず、複数のアルバイト先を掛け持ちしていた私。その日の朝も、自転車の後部座席に当時4歳の長男を乗せ、保育園へ急行…..するつもりでした。が、
マンションを出てすぐの急坂で転倒。
幸い息子に怪我は無かったものの、私のズボンの左膝は破れ、明らかに出血していました。
「こりゃあやっちまった…」と即座に思いましたとも。
なにせ
4歳児+自分+電動機付自転車の重みを一気に引き受けて地面に激突した膝です。
生身で走って転んですってんころりんしたのとは訳が違います。
とりあえず驚いてワンワン泣いている息子の手を引き、一旦家に戻りました。マンションの階段3階分は問題なく上がれたので、(エレベーターの無いマンションだった)おそらく骨折はない見込み。
めでたい。
と思ったのもつかの間、自宅でズボンを脱いで
ううーーーーーーむ、と唸りました。
(↓PCの場合、カーソルを合わせるとモザイクが取れます。スマホならクリックで。痛そうな写真が苦手な方はモザイクのままスルーでお願いします。)
膝の皮膚が、つぶれている。
ため息をつきつつシャワーで流し、常備している傷の保護剤を当ててテープで固定。備えあれば憂いなしとはまさにこのこと(断じて、嬉しくはない)。ネット包帯をはめたらズボンを履き替え、気を取り直していざ出発。息子を保育園へ送り届け、バイト先へ向かいました。
電車の中で、すでに膝には血の滲んできている感触。やっぱりヤバいかもしれん、と思いつつ、まあ、今から行くのも病院だからいいか、と割り切ることにしました。
ギリギリセーフでバイト先の皮膚科クリニックに到着し、まだ誰も患者さんのいない診察室で最初にしたのが自分の治療。
看護師にも
「先生…….それ、結構尋常じゃない傷ですよ」
と言われましたとも。ええ、確かにその日、一番重症の外傷患者でした。
自分で治療を継続し、5日目の状態がこちら。
(↓カーソルを合わせるとモザイクが取れます。以下同文。)
白っぽく見えるのは、膿ではなくつぶれて変性した私の皮膚です。
湿潤状態をしっかりキープしておくと、この変性した組織が効率よく自己融解して、傷を治す細胞が増えやすくなるのです。そこは湿潤治療に慣れた私。治療自体はお手のもので、アイテム駆使して毎日しっかり処置しました。
が、それでも
治癒まで6週間かかりました(´д`lll)
深いすり傷の傷跡は、落ち着くのにも時間がかかる
当時の私がアラフォーだったから、って理由だけではなく(その関与も否定はしませんが(笑))深いすり傷の傷跡は、落ち着くのにそれなりに時間がかかります。
それでも、日にち薬は大したもので、取り立てていろいろ頑張らなかった私でも、8年が経過した現在の左膝は、こんな感じ。
時間がかかって治った『深い擦り傷』は、治ってからもマイナートラブルがちょこちょこ出現するもので、実際私も1年くらいは、それらマイナートラブルがうっとうしかった覚えはあります。
その実例と対処法については、長くなったので改めて。